モーリス・ラヴェル国際音楽アカデミー/ミシェル・ベロフ教授

2011年10月11日 更新

 

橋本 書代 (ピアノ)
同志社女子大学卒業
http://ameblo.jp/pupupu34/

◇モーリス・ラヴェル国際音楽アカデミー/ミシェル・ベロフ教授



~ 講習会編 ~
【 オーディション 】

応募は、何人かわかりませんでしたが、毎年とても多いと聞きました。
今回は、ピアノ10人、ヴァイオリン10人、ビオラ4人、チェロ10人、声楽9人で、
日本人はピアノ3人、ヴァイオリン2人の5人いました。追加
テープと書類審査で、テープ審査用の曲はケッコ~迷いました。
激しいものから穏やかなものまで、いろいろなタイプの曲を入れました。


【 レッスン 】

1回のレッスンは60分ぐらいで、
期間中にレッスンが、ピアノソロ6回(そのうち1回は公開レッスン)
室内楽のレッスン3回(そのうち1回は公開レッスン)
公開レッスンは、全員必須で毎日いろんな楽器の公開レッスンが行われており、
無料でいつでも聴くことができます。
一般の人は5ユーロぐらい払って聴きにきています。
スケジュールは、最初、到着した時にスケジュール表がもらえ、室内楽のレッスンと室内楽のあわせ練習日時は、すべて決められています。
ピアノソロのレッスンは、翌日に先生と初顏合わせの時、一人ずつ最初のレッスンを決めました。(私は最初のレッスンが公開レッスンでした)
2回目からのレッスンは、レッスンが終わるたびに先生と個人的に決める仕組みでした。
先生によってやり方は、かわるみたい。


先生は、ソロのミシェル・ベロフ先生、室内楽のジャン=フレデリック・ヌーブルジェ先生、どちらも優しくてフレンドリーで良かったです!
受講生とは、同じ楽器の方とはすぐに仲良くなり、楽器の違う受講生とも仲良くなれました。
パリのコンバトの生徒がほとんどで、
CDをだしているようなレベルの方や、チャイコフスキー国際コンクール2位の方もいたりと、レベルはとても高かったです。


ピアノで、このアカデミーのために日本からきているのは私一人でした。

【 言葉 】

私自身、英語は中学レベル。
フランス語は、日本で文法を独学と、フランス語会話を半年前から習っていました。
その他、日本でのフランス語に接するイベントには積極的に参加していました。
講習会中、フランス語でレッスンを受けていました。(一度、前のレッスンの方が英語だったので、私もそのまま英語でレッスンされた笑)
通訳はいませんでした。
ただ、公開レッスンの時はさすがに不安だったので、フランスに留学している日本人の受講生に通訳を頼みました。
レッスン中は、あまり言葉に不自由を感じませんでしたが、先生や仲間との雑談にはついていけませんでした。

室内楽のレッスンでは、フランス語と英語を混ぜてのレッスンでした。
室内楽は、メンバーとコミュニケーションが必要な時が多く、メンバーとの会話は大変苦労しました。

こちらも、公開レッスンと、コンサート前の最後のレッスンでは、フランスに留学している日本人の受講生に通訳を頼みました。受講生の中に、通訳をお願いできる日本人の留学生が参加されていたのは、とてもラッキーでした。

語学、会話力は、めちゃくちゃ大事です。
もっと喋れたら、もっと楽しかったと思います。


【 その他 】

室内楽の編成は、事務局の人が勝手に振り分け、曲はぎりぎりに決まりました。
どのような曲がやりたいかなど、希望は聞いてもらえます。楽譜は日本で用意し、メンバーとは講習会で初対面。私はカルテットをしました。メンバーは私と、あと3人はフランス人の男の子でした。
いくつかの室内楽グループを掛け持ちしている方も多かったです。


コンサートは全員必須。
室内楽とソロの両方があります。室内楽は近辺の教会で行われ、お客さんはいつも多かったです。
ピアノソロのコンサートは、なんと満席でした。
教授陣のコンサートもあり、こちらも近くの教会で開かれました。
どのコンサートも、受講生は無料で、一般の方は何ユーロか払って聴きにきていました。


また、室内楽グループによっては近くの学校へ行き、音楽を教えるという機会もありました。
特に前からそのグループに決められていた訳でなく、「やってみない?」と急に決まったそうです。


声楽の受講生によるオペラもありました。

後に、フランスのラジオやテレビでこの講習会の様子がとりあげられていました。


 

【 講習会場 】


本拠地の事務所に小さなホールがあり、そこで公開レッスンやコンサートが行われました。
練習室は無料で、街のいたる場所に散らばっています。
街の学校や、映画館や・・・練習のために街の中を毎日うろうろ移動することになりますが、
楽しい街なので苦痛ではありませんでした。


事務所前のボードに書き込んで毎日練習室を予約します。
練習室のピアノはどれもぼろぼろで、まともなのは本番とレッスンのピアノぐらい。
どんなピアノでも弾けないといけないので、鍛えられました。
レッスンで使うピアノも、レッスンのない空いている時間は練習できます。
 


~ 生活編 ~

【 滞在先 】


住居人がバカンスで空いたアパートの部屋に住んでいました。
とてもかわいいお部屋で、冷蔵庫や洗濯機や電子レンジ、食器なども揃っていて、フランスの生活を楽しめました。
シーツは事務局で15ユーロぐらい払って借りました。
私は、「日本人受講生が参加していたら、日本人と同じ部屋がいいです」と事前に希望していたので、ロシア人とフランス人と日本人3人の、5人の女の子と同じ部屋でした。
初対面でしたが、仲良く楽しく生活できました。
私の住んでいたアパートから、練習室やスーパーや郵便局やパン屋など、すぐ近くにあり、とても便利でした。
事務所まで徒歩5分でした。
他のメンバーは、女の子と男の子との二人で同じ部屋という組み合わせもあったり。
受講生は全員、同じくらいの距離で、街のいろいろな場所に住んでいました。
アパートによって、台所やお風呂が豪華だったり質素だったり。

【 生活 】

毎日の食事は、ほとんど自炊でした。
歓迎パーティー、コンサートの打ち上げ
やお食事会が何度かスケジュールに組み込まれていました。
観光地なので、レストランやカフェ、お土産屋も服屋も雑貨屋も、たくさんあります。
レッスン以外は、公開レッスンをきいたり、ビーチで遊んだり、ベンチに座ってビーチを眺めたり、ショッピングしたり、友達のアパートに遊びに行ったり、食べに行ったり、家でご飯を作ったり、夜はみんなと飲みに行ったりと、
とても充実していました。
街を歩いていると、「さっき演奏きいたわ!素晴らしかった!」とお客さんに声をかけて頂いたりもしました。
環境はとっても良かったです。
治安も、良かったです。

~ 準備編 ~


【 旅 行 】

今まで海外には何度か行った事はありましたが、初めての一人海外。初めての一人飛行機でした。
出発まではとても不安でしたが、心配していた程難しくなく、
むしろ、一人で行動するのが、気楽で楽しく行けました。
日本で下調べをきっちりしていったのが、良かったのかもわかりません。

今回の講習会参加に際しては、関西空港からエミーレーツ航空を利用してパリまでいらっしゃいました。その旅行については、こちらの橋本さんのブログ 「ギャルであり事務員でありピアニストな橋本書代のブログ」
でより詳しく、そしてより面白く紹介されています。大阪人らしいノリで本当に楽しいサイトです。是非ご覧になってください。
http://ameblo.jp/pupupu34/ 

 
~ 最後に ~
 
【 ご自身について 】

今回の講習会を受けたきっかけは、
私はラヴェルが好きで、今習っている先生が昔この講習会を受講されていたことがあり、
私も受けてみたいなと、前から思っていたからです。
ラヴェルの故郷でラヴェル漬けの日々は幸せでした。
ラヴェルの曲だけでなく、受講生の演奏を作曲家ご本人が会場に聴きにいらしていたり、
他にもたくさん日本では聴けないような近現代の曲が聴けました。
有名な先生と知り合え、そしてとても優秀な友達がたくさんでき、本当によかったです。

【 これから参加を考えている方へのアドバイス 】

環境が変わり、ピアノも日本のピアノと違います。
日本でしっかり練習を積んだ曲を持っていくべきです。
レパートリーも豊富な方がいいです。
あとは、会話力!!語学はとても大事です。


もっと語学を勉強して、またこのアカデミーを受講したいと思っています!

橋本書代様

テープ審査に合格された時に「涙がでるほど嬉しい!」と喜んでおられたのを思い出していました。現地に滞在中も嬉しくて、嬉しくて、毎日橋本さんらしく元気いっぱい過しておられる様子が目に浮かびました。12月の演奏会ではこの成果をめいっぱい発揮してください。演奏会のご盛況をスタッフ一同心よりお祈りしています。 学習会

【 コンサートのご案内 】 夏の成果を発揮します!皆さん是非ご来場ください!!

 


 Une palette de musique~音楽のパレット~
 橋本書代&荒賀なみピアノジョイントコンサート
 (財)青山財団助成公演

 日時:12月10日(土)17:30開演(17:00開場)
 出演者:橋本書代、荒賀なみ(ピアノ)
 ドビュッシー/ピアノのために
 デュティーユ/ソナタより第3楽章「コラールと変奏」
 ラヴェル/鏡
 チャイコフスキー/組曲「くるみ割り人形」op.71a

 チケット:入場料¥2,000
 <全席自由※未就学児入館不可>
 青山音楽記念館/075-393-0011
 チケットぴあ/0570-02-9999(Pコード146-764)

- 06 参加者ボイス

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お知らせ

◆ウィーンニューイヤーコンサート2020◆Vienna New Year’s Concert 2020

2020年 ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート / ジルヴェスターコンサートの実施要項が決定しました

今、世界的な注目を浴びているラトヴィア出身の若手実力派指揮者 アンドリス・ネルソンス が初登場する2020年のニューイヤー/ジルヴェスターコンサートと年末年始恒例の国立歌劇場の「こうもり」を中心に、年越しの大舞踏会「ル・グラン・バル」とスペイン乗馬学校の年末恒例の華麗なガラ公演を組み合わせた全6コースをご案内しています。

ニューイヤーコンサートの詳細につきましてはこちらをご確認ください♬

詳しくは【ヨーロッパで鑑る】ご確認下さい。