夏期国際音楽アカデミー総合コース

参加者ボイス:ザルツブルグ夏期国際音楽アカデミー

2016年9月1日 更新

2016年度夏期中期のヤーフェイ・チャン教授に師事されたS様からのご報告です。

◆ザルツブルグ夏期国際音楽アカデミーコース/ (ピアノ)



【 講習会について 】


レッスン
アカデミーは基本5回のレッスンのようですが、チャン先生は45分レッスンを6回。場合によっては1時間を越えてレッスンをして下さることもありました。(ヨッフェ先生は1時間、レヴィン先生は40分レッスンでした。)初日のオーディション終了の約1時間後にレッスン室のドアに名前が貼りだされ、レッスンスケジュールが発表されました。

チャン先生は非常に熱心で門下生にも慕われていました。コンツェルトサーt後には一人一人にハグと言葉を下さり、最後のクラスパーティー(レストランで自由参加)でも親近感を持って優しく接して下さいました。
指導では先生がたくさん演奏提示して下さり、アドバイスの時は作曲家の作品に対する見解も交えて、裏付けと一緒に伝えて下さいます。具体的な練習方法も教えて頂けます。アカデミーコンサート出演の前には「このホールではこんな風に引くと良い」等ホールに響き方を考慮したレッスンもしていただけました。

クラスは15人中7人が日本人と多かったです。先生が普段ボストンで教えている生徒も3人いました。クラス全員が集まったのがクラスコンサートのみの為、雰囲気は良く分かりませんがクラスパーティーでは皆お酒を飲み和気あいあいでした。


言葉
私は通訳をつけてドイツ語レッスンでした。先生は英語・ドイツ語・中国語が話せるため、生徒によって変えていましたが、英語が一番レッスンしやすいらしく、初回だけ英語レッスンを試しました。ただ全てを理解することは難しく、ドイツ語通訳に戻しました。非常に良く話す先生なので通訳の方はレッスン後にもその場で伝えきれなかったこととして沢山補足下さいました。レッスン以外では英語でコミュニケーションを取りましたが私の場合意思伝達度は高・中・低でゆうと中です。

語学に自身が無い方は通訳が必要だと思います。先生もオーディション時、語学は大切なのでなるべく通訳を付けるよう推薦していました。おおよその事は通訳が無くても感じ取れますが、言葉の端々まで理解できているか否かでレスんの吸収度合が変わる気がします。チャン船影の場合は英語通訳、又は英語のリスニングがしっかりできて自分の意思をある程度伝えられれば通訳なしがベストだと思います。

私は英語は大学まで最低限、ドイツ語が大学時少し学んだ程度。勉強しなくてもそこまで困る事はないと思いますが、英語でのセミナーや英語レッスン聴講等の充実のため、勉強した方が確実に実りあると思います。私の場合は、講習会1カ月前からほぼ毎日スカイプ英会話を実施しました。語学力はまだまだですが、積極性が少し身につき先生や各国の受講生にも自らコミュニケーションとる事ができました。


講習会場
メイン講習会場であるモーツァルテウム音大は現代的でとても綺麗です。ガラス張りのレッスン室も多く開放的です。練習室は主にB1階と3階に多数あり、図書館も利用可。食堂は、学食という訳ではなくただ隣接しているだけなのですが、韓国料理の店が入っており、先生方や受講生がよく利用していました。メニューは€8から。

練習室は基本的に有料。1週間通してだと3時間まで、2週間通してだと2時間まで予約可能で、練習室のランクによって料金が変わります。ただ練習室が空いている場合は、みんな自由に使っていました。予約者がくると部屋を出る感じです。朝早く(8時~)、また2週目は比較的空いていることがあります。私は2週間1時間だけ予約しましたが、1日3~5時間練習できました。ただ時期によると思うので、1時間でもきちんと予約した方がいいと思います。中期では初日13時に音大内で予約開始でした。30分前でも大行列でした。 練習室のピアノはスタインウェイやベーゼンドルファー、カワイなどが揃っており、グランドピアノがほとんどです。特に3階の練習室は部屋も広くピアノの状態も非常に良かったです。部屋によって移動式の全身鏡もありました。


その他
Q. 伴奏者はいましたか?
A. 他の楽器も多く聴講しましたが、伴奏者は先生が連れて喜多方のようでした。
Q. 室内楽は受講されましたか?
A. ありましたが受講していません。(語学力が必要です。)
Q.演奏会やワークショップ等はありましたか?
A.多くありました。
・クラスコンサート(基本的には全員参加。ラング先生など先生によっては無いクラスもありました。主に2週目に多く開催。無料。位週間目に開催がわかるクラスも、チャン先生のように2日前に分かるクラスもあります。
・アカデミーコンサート(優秀な受講生のみ出演。中期は全3回。有料。私は運よく出演できモーツァルテウム内ウィンナーザールという素敵なホールで演奏できました。私の場合、レッスン2回目終了後に先生から直接お話しがあったので、一番弾ける曲からレッスンして頂くといいと思います。
・教授陣の演奏会2回(有料)
・レヴィン先生によるモーツァルトの講義(3時間)などワークショップ多数(無料)
これらは大学入ってすぐの事務所の掲示板に貼りだされます。私は中期参加でしたが、1週目には前期~中期とまたがって開講しているクラスのアカデミーコンサートやクラスコンサートもありました。 有料コンサートに三回以上行く場合は1会期通し券がお得です!


【 滞在中の生活 】


滞在先
学習会手配の宿(音大の寮としても利用されているとの事)に滞在しました。キッチンは綺麗で使いやすく、各自小さい冷蔵庫と棚を割り当てられます。22時以降は電子レンジやIH等使用できなくなる為要注意。練習室は1室、ピアノの状態は古いですが、フロントで練習室予約の本に名前を記入すれば22時まで使用できます。朝食はバイキング形式でパンやハム、チーズ、シリアル等があり、サンドイッチを作ったり、トーストにジャムやチョコクリームを付けて食べていました。ドリンクも数種類ありました。WiFiも利用可能です。

部屋は清潔で、ほぼ毎日ゴミ回収と週に1度清掃が入りました。バスタオルとフェイスタオル各1枚(2人部屋は2枚)、ドライヤーも1つ備わっていました。非常に立地が良く、安全です。すぐ近くに美味しいハンバーガー屋さんがあり何度か利用しました。スーパーやその他レストランも近いです。朝は宿で、昼夜は外食や日本から持参した食料(レトルトカレーやカップ麺)、大学内の韓国料理など。朝食時に作っておいたサンドイッチを昼に食べることもありました。物価はやや高く感じましたが、アイス屋さんは€1前後と安かったです。お小遣いは10万円用意してやや余裕がある感じでした。

滞在先から講習会場までの所要時間は徒歩5分です。気軽に大学と宿を行き来できる為本当に良かったです。周りではバスで15分程かかる寮に滞在している方が多くいました。


レッスン以外の時間
レッスンとコンサート出演以外基本的に自由ですが、大体は練習・聴講・コンサート鑑賞(講習会主催のコンサートの他、ザルツブルク音楽祭のコンサート、大聖堂のオルガンコンサート等ほぼ毎日)をして過ごし、レッスンの無かった土日や合間を見つけて、ハルシュタットに行ったり観光をしたり、現地の友人達と湖に泳ぎに行ったりもしました。(ヨッフェ先生クラスなど土日もレッスンがあるクラスも。) 友達もすぐにできました。


【 旅行について 】

飛行機は個人手配、ホテルは学習会手配です。海外旅行、単独での海外旅行経験があった為心配はなく特に大変なこともありませんでした。単独で現地に行きましたが、現地でできた友人達と連絡を取り合って、コンサートや観光、ごはんに出掛けたり時々一緒に聴講したりもしました。



【 ご自身の事について 】

過去に2回海外の講習会に参加した経験があります。今回は現地在住のピアニストの友人の薦めで、視野を広げて刺激を多く受け吸収する為に参加しました。友人が過去何度か参加した際、多くの教授のレッスンを受講・聴講しており、アドバイスを元にこの講習会を選びました。他の講習会と比べて規模が大きい分、著名の教授陣のレッスンをピアノだけでなく、ヴァイオリンやヴィオラ、チェロ含め多く聴講できたことが非常に良かったです。コンサート等の多数開催や、練習室も空き時間を見つければ自由に使用できたことも良かったです。各国の受講生の演奏にも非常に刺激を受け、心を大きく動かされる音楽にも数回出逢いました。私自身アカデミーコンサートに出演できたことも大切な経験となりました。街も美しく全てが良かったです。 演奏の準備と語学の準備は出来る限りした方がいいと思います。また、初日のオーディションは2~3曲弾く可能性があるので準備しておいた方がいいです!



【 写真 】


①モーツァルテウム音楽大学外観
ザルツ 音大外観


②モーツァルテウム音楽大学内観
内観ザルツ 音大

③大学内練習室B1階
ザルツ B1練習室

④大学内練習室3階
ザルツ 3F練習室

⑤アカデミーコンサート会場 ウィンナーザール
ザルツ アカデミーコンサート会場 ウィンナーザール

⑥宿舎キッチン
ザルツ セバスチャンキッチン

⑦宿舎 朝食会場
ザルツ セバスチャン朝食会場

⑧宿舎練習室

ザルツ セバスチャン練習室








S 様
講習会お疲れ様でした。アカデミーコンサートにも選抜され、非常に良い経験になった事と存じます。たくさんお友達も出来て楽しい充実した時間をお過ごしいただけて良かったです。今後ともお稽古がんばって下さいね。益々のご活躍を心からお祈りしております。

学習会

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お知らせ

ザルツブルグ夏期国際音楽アカデミー第一報

2018年度ザルツブルグ夏期国際音楽アカデミーの開設科目・担当教授が決定致しました。

◇ザルツブルグ・モーツァルテウム音楽院夏期国際音楽アカデミー 【通訳可】/決定済

前期:2018年7月16日(月) ~   7月28日(土)・2週間

中期:2018年7月30日(月) ~   8月 11日(土)・2週間

後期:2018年8月13日(月) ~   8月25日(土)・2週間

詳しくはこちらへ。

★2018年度春コース★

春期コースの詳細を随時アップしております。更新されたコースから下記に掲載しておりますのでご確認下さい♪

2月開催の講習会
シャフハウゼン
ウィーン音楽マスタークラス
ウィーン音楽ゼミナール
オスナブリュック
パリ冬期

3月開催の講習会
エミール・ギレリス
キューザ・オーボエ・ファゴット
オスナブリュック
ドイツハンブルグ
ロンドンコンサート出演
ウィーン音楽マスタークラス

4月開催の講習会
オスナブリュック
パリ春期(日程調整中)
ワロニー

◆Vienna New Year’s Concert 2018◆

2018年のウィーン・フィル、ニューイヤーコンサートの実施要項が決定しました

大晦日の夜に「こうもり」を観て、元旦の昼間に世界屈指のコンサートホール楽友協会の大ホール黄金の間でウィーンフィルのコンサート。音楽ファンにとってウィーンで過ごす年末年始は最高の贅沢と言われています。

詳しくは【ヨーロッパで鑑る】ご確認下さい。