2月のウィーンはオペラ座や楽友協会、コンツェルトハウスでのオペラや演奏会のシーズンですからレッスン以外にも楽しみがいっぱいです。レッスンに際してはオーディションがありませんのでご自分のレベルに応じて受講していただけます。言葉に自身の無い方は事前に申し込めばレッスン通訳をつける事もできます。さらに今後、ウィーンの音楽大学への留学を希望している方のために、ウィーン国立音楽大学の入学試験やウィーンでの留学生活に関するセミナーを講習期間中に実施します。ウィーン国立音楽大学への留学準備にお役立て下さい。旅行は航空機や空港からのホテルへの送迎などご希望の方は各種手配を承りますのでご遠慮なくご相談下さい。お申し込みを心よりお待ちしております。
■ 開講期間: 2026年 2月16日(月)~ 2月25日(水)
■ 開催場所: ウィーン国立音楽大学
■ 開設科目と担当教授:
■ ピアノ
Alexander Rössler / アレキサンダー・レスラー
ドイツ出身のピアニスト。シュトゥットガルトとミュンヘンで学んだ後、マリア・ティーポやスタニスラフ・ネイガウスの下で研鑽を積み、ソロ、室内楽の両面で活発な演奏活動を展開した。元ウィーン国立音楽大学教授。
Vladimir Kharin / ウラディーミル・ハーリン
モスクワ生まれのピアニスト。モスクワ音楽院でマリーニンとナウモフに師事。卒業後はドイツで、ブロッフ、マルグリス、マイセンベルクらの下で研鑽を積んだ。ピアノ教育者としての評価も高く、ウィーンだけではなく世界各地でも多くのマスタークラスを開催している。
■ 声 楽
Sona Ghazarian / ソーナ・ガザリアン
アルメニア出身のソプラノ歌手。オペラ歌手としてイタリアのベルカントからフランス、ドイツものまで70以上の役を歌うなどレパートリーは幅広く、ウィーンをはじめ世界の主要な歌劇場で活躍した。オーストリア宮廷歌手の称号を持つ。
Zoryana Kushpler / ゾリアナ・クシュプラー
ウクライナ出身のメゾ・ソプラノ歌手。生地の音楽院んで学んだ後、ハンブルク音楽大学でベックマンに師事。卒業後はウィーン国立歌劇場専属歌手としてオペラ、オペレッタに活躍。ザルツブルグ・モーツァルテウム音楽大学教授。
■ ヴァイオリン
Elisabeth Kropfitsch / エリザベート・クロプフィッチュ
オーストリアの女流ヴァイオリン奏者。ウィーン国立音楽大学でシュナイダーハンに師事。ソリスト、室内楽奏者として活発な演奏活動を展開した。イエス・ピアノ三重奏団ヴァイオリン奏者。ウィーン国立音楽大学教授。
■ フルート
Barbara Gisler Haase / バーバラ・ギスラー=ハーゼ
ウィーン生まれの女流Fl奏者。ウィーン九重奏団やウィーン・バッハ・ソロイスツのメンバーとして活躍する傍ら、ウィーン・フルーティスツやユーバル三重奏団を結成し、活発な演奏活動を展開した。 ウィーン国立音楽大学教授。
■ レッスン
レッスンは担当教授別のクラス編成による個人レッスンで、1回60分のレッスンが期間中4回予定されています。レッスン日、時間等の割り振りは各クラス毎に担当教授が決定し講習開始日に発表されます。いずれの教授も受講曲の指定は特にありませんが、
器楽の方はそれぞれ違った作曲家の作品を少なくとも3曲以上含めて45~60分位のプログラムを、
声楽の方はオペラ・オラトリオのアリアやドイツ歌曲などを5 ~ 7 曲位ご用意下さい。
各教授ともオーディションは行いませんので、原則として全員の方に実技受講生として規定回数分のレッスンを受けていただけます。
また、2月23日と24日はクラスコンサートが午後5時より、25日には成績優秀者による修了演奏会が午後5時30分より、いずれもウィーン国立大学の音楽ホールで予定されています。
尚、有料ですが、講習会開始日前日にホテルのセミナー室でゼミナール協会の担当者によるコース・オリエンテーション(参加費:お1人95ユーロ)も予定されています。
■ 通訳
クラスはインターナショナルクラスですからレッスンには通訳はつきませんが、希望者は別費用で日本語通訳を依頼する事もできます。費用は1会期につき190ユーロ(約3.3万円)です。
■ 修了証書
各クラスともレッスンを完全に受講された方には修了時にゼミナール協会と担当教授の認定した受講証明書が全員に授与されます。
■ 練習室
ピアノの方は期間中の宿舎ホテル・ルディで1日1時間の練習室の割り当てがありますので、ご希望の時間帯を予約して下さい。ホテルには練習室が2 ~ 3 室 ありますので、予約の入っていない場合は有料で追加の練習も可能です。
また、それとは別にさらに追加の練習を希望される場合は、有料ですが市内の7区にある「ピアノ・ギャラリー」が利用できますのでご自身で直接予約なさってください。
● KlavierGalerie: Kaiserstrasse 10, A-1070 Wien https://klaviergalerie.at/en/
ピアノ以外の方はホテルの部屋で午前10時~12時、午後2時~8時の間自由に練習ができます。
■ 宿泊・食事
宿泊は、ウィーン市内4 区にある3 ツ星のホテル・ルディ/Hotel Rudyを利用します。
https://mynext.at/hotel-rudy/(←ホテルの概要はこちらから)
各部屋ともシャワー・トイレ、電話、テレビ、毎朝食付きで、宿泊期間は2月14日(土)の午後(チェック・インは原則として3時以降)より2月26日(木)の朝までの12泊になります。
食事は毎朝食(ビュッフェ形式)は宿泊代に含みますが、昼・夕食は自己負担です。
ホテルはベルヴェデーレ宮殿やウィーン南駅にも近く、ここから講習会場の音楽大学までは市トラム又は地下鉄を利用して約20~30分位です(最寄の地下鉄駅はホテルから徒歩で3 分位のスードティロラー広場駅)。また、オペラ座のあるカールス広場までは地下鉄で2 駅、街の中心シュテファン広場までも3 駅と、交通の便にも大変恵まれています。
● ホテル、ウィーン国立音楽大学、ピアノ・ギャラリー等の所在地はこちらの【地下鉄路線図】をご覧ください。
■ 緊急用LINEサポート
ご希望の方には有料ですが、LINEでの講習会の日本人責任者による緊急用のサポートを受けることもできます。個別のLINEアカウントで対応してもらえますので、滞在中の緊急時や相談事、レッスンに関する質問、日常の生活等お気軽にご相談いただけます。
また利用者どうしでのグループLINEも開設され、滞在中に必要なご案内や危険情報なども随時連絡がありますのでご安心いただけると思います。
利用料金は100ユーロで、コース初日にQRコードの案内がありますのでウィーンで直接お支払いください。
■ 留学セミナー
勉強会では以下の10項目についてお話しいたします(約1時間)。入試の内容は毎年ほぼ同じですが、ここ数年ウィーン国立音楽大学では受験曲の追加や楽典・ソルフェージュの 難易度が増した科目もありますので、試験対策となる最新情報を把握していただけます。今は留学を迷っておられる方にとっては、ウィーンでの生活事情、ご出発前に提出していただく質問への回答など有益な情報をたくさん入手していただけますので、この機会をぜひ有効に活用していただければ幸いです。【参加費 用:70ユーロ】
1. ウィーン国立音楽大学入試受験曲案内
2. 受験に必要なドイツ語資格と試験内容。ドイツ語の重要度
3. 楽典・ソルフェージュの傾向と対策
4. ウィーンの生活(短期講習会との違い。ビザの準備。生活費や学費)
5. 事故や病気への備え(健康保険に加入するの?)
6. 銀行口座の開設方法
7. 住居探しの現状
8. 練習室対策(学校の練習室の利用可能状況と自宅練習の長所・短所)
9. 電話やインターネット、携帯電話事情
10. 事前の質問事項への回答
■ 申込締切日:2026年 1月13日(金)
それ以前でも各教授の定める定員に達し次第締め切られますので、特定の教授をご希望の場合はできるだけ早めにお申し込み下さい。
■ 講習会経費
申込金= 38,000円
登録料= 195ユーロ (約3.4万円)
受講料= 598ユーロ (約10.5万円)
宿泊代(12泊)= 2人部屋利用:840ユーロ(約14.8万円) / 1人部屋利用:1,320ユーロ(約23万円)
*1泊追加の場合は、 2人部屋利用:70ユーロ / 1人部屋利用:110ユーロ になります。
*同行者の方は宿泊代のみで登録料、受講料は不要です。但し、聴講される場合は登録料の195ユーロが必要です。
●上記費用とは別に、受講手続き代行料や海外送金に係る諸費用、宿泊手配料等が必要になります。詳しくは「ご案内とご注意」の講習会経費のお支払をお読みください。
●参加費用合計概算=約39万円(2人部屋利用、通訳付きの場合/申込金、海外送金手数料、各種手続き・手配料含む。但し、渡航に要する費用は含みません。)